よくある質問と解決策

京都税理士法人に寄せられるよくある質問をQ&A形式にまとめました。

株主名簿をみると名前も知らない人がいます。 なぜこんな事になるのでしょうか?

譲渡制限していても相続などで長年の間に分散してしまいます。

長く続いている会社ほど株主が分散しているケースがよく見られます。
株主名簿を見てみると会ったこともない人の名前がある事も実務の中ではよくあります。

ではなぜ株式が分散してしまうのか?
会社には株式の移動について「譲渡制限」もあるはずなのに・・。
分散してしまった理由には主に次のケースがあります。
 
 ①株主に相続が起きてその時に分散した
   株主に相続が起きれば、譲渡制限が付されてる株式であっても、相続人へ株式は
   会社の許可 なく分散してしまいます。
   相続は長期的には必ず発生しますので、株式は放置しておけばどんどん分散して
   しまいます。
 
 ②相続税の節税のために贈与しすぎた
   「なるべく早く株式を贈与したい」という思いから暦年贈与の非課税枠110万円で
   おい、めい、孫等々へ幅広く贈与してしまった場合です。 
   目先の相続税を下げる事にとらわれ過ぎた結果です。
  
 ③名義株
   昔は株式会社を設立するのに最低7人の発起人が必要だったために設立の際名義を
   借りてそのまま放置してしまった結果株が分散している。

株式が分散すると・・
  ・株式の買取請求を起こされる可能性がある。
  ・リーダーシップを取りにくい
   …といった経営上の問題発生が想定されます。
 
目先の相続税だけにとらわれて、株が分散すると後継者にトラブルの種を残してしまう事に
なります。
ある程度株を集中させる必要があります。
江後 慎太郎
  • 回答者:江後 慎太郎
  • 質問ID:44
  • 2017年12月13日時点の情報を元に作成されたQ&Aです。
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