よくある質問と解決策

京都税理士法人に寄せられるよくある質問をQ&A形式にまとめました。

会社の規模によって株価が変わりますか?

会社の規模によっては評価に大きな差が出ることがあります。

会社の規模によっては自社株の評価に大きな差が出ます。
 
[類似業種比準価額方式による1株評価額 1,600円・・・A ]
[純資産価額方式による1株評価額       3,000円・・・B ]
①大会社   1,600円(A)×100%            =1,600円
②中会社(大) 1,600円(A)×90% + 3,000円(B)×10% =1,740円
③中会社(中) 1,600円(A)×75% + 3,000円(B)×25% =1,950円
④中会社(小) 1,600円(A)×60% + 3,000円(B)×40% =2,160円
⑤小会社    1,600円(A)×50% + 3,000円(B)×50% =2,300円 

 
上記のように会社の規模によって①~⑤に分類され、差異は最大約140%となります。
なぜこのような差が生まれるのでしょうか?
 
同族株主が取得した株式は原則として会社の業績や資産の内容を株価に反映させる原則的
評価方式の「類似業種比準価額方式」と「純資産価額方式」があり、この二つの方式の
「併用方式」になります。
どちらかの評価方式へ比重が傾く事で上記の様な差が生まれます。

会社の規模は「純資産価額」「従業員数」「取引額(売上高)」によって5つの区分にされ
ます。


【会社規模】  【評価方法】
------------------------------------------------------------
大会社     類似業種比準価額
------------------------------------------------------------
中(大)    類似業種比準価額×90%+純資産価格×10%
会(中)    類似業種比準価額×75%+純資産価格×25%
社(小)    類似業種比準価額×60%+純資産価格×40%
------------------------------------------------------------
子会社     類似業種比準価額×50%+純資産価格×50%
------------------------------------------------------------


一般的に業績のよい会社の場合、類似業種比準価額の方が純資産価額より低くなります。
そのため「大会社」へサイズアップしていけば、類似業種比準価額の比重が高くなり評価額
は低くなる傾向にあります。
江後 慎太郎
  • 回答者:江後 慎太郎
  • 質問ID:37
  • 2017年12月13日時点の情報を元に作成されたQ&Aです。
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